日本準備編 東京⇒パリへのお引越しが決まったのは、2004年の夏。
諸事情により、ルビママは先にパリへお引越し。
ルビパパが、後からルビーを連れて一緒にパリ入りすることに。
渡航予定は、2005年の2月。
まだ半年くらいあるし、ゆっくり準備できるだろうとタカを
くくっていましたが。。。
いろいろとワンコの渡航手続きがあるんですね。
大きく分けると、以下の三つ!
①
日本出国(日本の動物検疫所)の条件を満たす
②
フランス入国(EU基準)条件を満たす
③飛行機の予約(お犬さまの)
※正式には犬の「輸出・輸入」という言葉を使うそうですが、
ここでは出国・入国との言葉を用います。
では、まず①から!
①日本出国(成田の動物検疫所の)条件を満たす2004年11月から、検疫所が新制度がスタートと聞いて、さっそく情報収集。
(⇒新制度、お犬さま出国条件はこちら)これがまたわかりにくいのですが、よーくよく読んでみると、日本出国よりも、
日本入国の条件が大幅に変更された模様。
入国の条件はより厳しくなったものの、いままで無条件に成田で14日間の拘留があったのが、
条件を事前に満たしていれば、12時間以内の入国が可能になった、といったところが変更点でしょうか。
事前手続きはメンドウな半面、日本入国後、ほぼ即日で一緒におうちへ帰ることができるようになったのは前進ですね。
出国側条件のほうは、さほどの事前準備はなく、出発当日の成田空港動物検疫所の予約をすれば大丈夫。
②フランス入国側(EU基準)条件を満たすこちらは、いろいろとやることがありました。(どこの国も出国より入国の方が手続き的に大変ですよね)
・マイクロチップの装着(ISO基準のもの)
・狂犬病予防注射の摂取証明
・出国日より7日以内の健康診断
・指定フォーマットでの健康証明書(出発5日以内の発行)
EUのホームページもみましたが、在日フランス大使館からの情報を第一としました。
(電話で問い合わせすると、FAXで諸条件を送ってくれました)
EUで統一ルール、とはいっても、まだ各国で微妙にちがうので注意が必要です。
イギリスなど島国は、特に厳しいので上記に加えて、狂犬病予防注射の抗体ができている
ことを証明する血清検査結果や、出国直前の(獣医さんによる)ノミのお手入れなども必要だったりします。
それにくれべればフランスは、まだ手続き的には簡単なほうですね。
ルビーは、小さい頃からマイクロチップを装着してました。
首のうしろくらいでしょうか。マイクロチップといってもほんと小さいんですよ。
触ってもゼンゼンわかりません。(獣医さんは「ここですよ~」なんて教えてくれるのですが)
バーコードでぴっと読み取ると、「15桁」のコードが出てきます。
やられたのは、健康を証明する「用紙のフォーマット」。
・成田で、日本政府の証明書同等の健康証明書を出してくれるのですが、これは英語のみ。
・在日フランス大使館では、フランス独自フォーマットを用意(英仏)。
・EUホームページは、EU基準のフォーマットがPDFで用意(英仏)。
・そして、ルビーが通っていた、近所の獣医さんも一応、独自のフォーマットを所持(日・英)。
何を持っていけばいいんじゃーー!!事務手続きに関しては、なにがあってもおかしくないフランス。ここは、石橋をたたきまくることにしてすべてのフォーマットを準備することにしました。
なんともメンドウでしたが、万が一、パリ入国時に書類不備で日本へ引き返せということがあってはシャレにならないですし。
(結局、どれが本当に必要最低限の書類だったのか、はいまだに不明)
★注意★
マイクロチップは、各国、メーカーによって規格が異なるので細心の注意、最新情報の確認が必要です。
(ルビーはAVID社のものを使用)
獣医さんの話しでは、とくにアメリカがさまざまな規格が乱立しているとのことでした。
欧州は比較的統一されているとか。15桁ならまずISO基準の番号とおもっていいでしょう、とのこと
でしたが、個別にご確認されることをおススメします。
③飛行機の予約(お犬さまの)JAL、
ANA、
エアフランス、小型犬ならキャビンに犬連れOKです。
(●2005年12月時点確認情報では、ANAは2005年8月より聴導犬・介助犬等以外は
キャビン持ち込み不可に変更になりました(残念です)
JALも、2006年4月より不可になる模様。(ANAに追随?))細かい規定がそれぞれ若干違うようですが、だいたい5kg以内なら機内への持込は
大丈夫というところが多いでしょうか。
(上記リンクで、それぞれの航空会社のペット同伴条件のページへ)
(●2006年11月より、エアフランスは、ケージ込みで4kg以内に変更されています。
これじゃ、ほとんどのワンちゃんが無理では・・・)持ち込めるクレートサイズの指定がありますが、ルビーはこれを使いました。

(
Pet Voyager 1.0 ⇒楽天市場の検索一覧です。あ、ちなみにアフィリエイトではないです(笑))
予約できるのは1キャビンにつきワンコ1匹が原則だとか。
たしかに機内がワンワンだらけになっては大変でしょうから、
まあ上限があるのもわかりますが多頭飼いの人ってどうなるんだう・・
今回の成田⇒パリの片道チケットは、エアフランスで予約しました。
1kgあたり4,000円とのことで、クレートといっしょにしてルビーは重さ5kgで
2万円なり~!ルビー、超格安チケットでパリ旅行ですね。(でも、大型犬は、大変そう。。)
その他)
少しでも乗り物に慣れさせようと思って、事前にバスや新幹線にも乗りました。
新幹線の轟音(トンネル前後とか)でも、とってもおとなしくしてましたよ。クレートの中で爆睡。
いい兆候です。
長文、お付き合いいただきありがとうございます。
次回は、成田空港編です!!
●ルビパパの独り言
日本⇔欧州は、距離もありますし、人間さまでも移動(フライト)は大変ですよね。
ましてやワンコにとっては、かなりのストレスであろうと思います。
飛行機がもっと快適・便利になって、手続きも簡素化され、気軽に海外旅行にも
ワンコ連れできる時代がやってこないかなあ、とちょこっと思います。
●手続きで参考になったサイト
A Wan!derful Travel with Your Dog海外移動や、国内旅行についても情報が充実のHP
(とはいえ、official情報、最新情報のご確認はご自身でも!)
マイクロチップのすすめ新検疫制度と関連して、マイクロチップ装着に関する情報がよくまとまっています。
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人気blogランキングのページへ変更履歴: 2005/11/16 1機につき1匹 ⇒ 1キャビンにつき1匹 訂正。
ANAのキャビン持込不可への変更情報 追記
2005/12/15 JALもキャビン持ち込み不可への変更となる旨 追記