まず、ルビ家とペペットおばさんが現場に到着。お友達なの、と言って家の
中に通してもらいました。
家の中では、大家の立会いのもと、クリーニング業者が掃除作業中で、掃除機が
大きな音を立てている中でした。
大家「シミは取れてないわよ。だから言ったでしょ。この間の見積もりよりも
もう少し安い金額もあるけど。3500ユーロ(約53万円)でどう?」
はあ?
コヤツは、ちょっと金額を下げれば、飛びついて金を払うだろうとでも思って
るのか?そんなアホアホな要求には、yesともnoとも言わず、しれーっと流した
ルビ家です。とにかく、ウイシエールの登場までは、粘らなければなりません。
まー、確かにクリーニング直後を見ても、シミとやらは完全にはきれいになって
ませんでしたよ。
っていうか、
なんか日に日にシミが濃くなってないか??ルビ家には8月15日にルビ家が退去した後、大家が住み始めてから、17日にも
訪問しましたが、シミは変化しているようにに見えました。(クリーニングが
入ったのは8月25日)何の証拠もないのが悔しいですが。
良く捉えれば、8月15日以降、大家が自分で集中的に掃除しすぎて、絨毯のシミが
「焼けて」しまったのかな。考えすぎ?⇒まー、まずそれはないでしょう。。
一番しゃべっていたのは・・・案の定ですがペペットおばさん。
大家は、おしゃべりで声が大きく、英語が全く分からないぺペットおばさんを
煩わしいと思ったのか、初対面のぺペットおばさんに対しても失礼な発言を連発。
大家もアツくなって、「あんたは関係ないんだから、今すぐ出て行け」とか、
結構失礼な発言をしてましたが、。しかしぺペットおばさんも、シレーッと対応。
っていうか、ぺペットおばさんも、ルビ家には全く行動が読めません・・・
事前の打ち合わせでも、「様子をみて、対応する」とだけ言ってたし。
旧ルビー亭に入り、シミを見るやいなや、「これはものすごく汚いわ!」
と言って、大家の肩を持ってみたり、ちょっと興奮しすぎじゃないか?っていう
くらい、大きな声でまくしたてて、大家を攻め立ててみたり。
???な行動を連発。
後で聞いたら、最初に大家に良い印象を与えるために、ああいったことを言って、
その後はわざと大家を怒らせるために興奮して見せた、、、ということなんで
すが、その揺さぶり作戦、なにを狙ってそうしているのかがイマイチルビ家に
はわからず・・・(現場はますます混乱するばかり~!)
ほどなくして、ウイシエールが登場。
掃除機の轟音、ぺペットおばさんの大きな声(フランス語)、大家の恫喝(英語)
などで、まさに混乱状態の中・・・。
とはいえ、
この混乱に乗じて、ウイシエールを部屋に通せたことは良かったかも。
しかしながら、ウイシエールが登場した際には、ペペットおばさんも、大きな
声で話しまくって、どちらの味方か分からないような態度だったので、手配して
くれたウィシエールやペペットおばさん、大家の全員が「グル」で、保証金
(敷金)を山分け、もしくは法律を逆手にとって、大金を追加請求されたら、
どーしよーーーーーと一瞬思ってしまいました。
(火曜サスペンス劇場なみ。ちゃらららら、らーらーん。)
もちろん、ご近所友達を疑ってはいけないのですが、それだけ、すざまじい、
不幸な現場でした。
呼ばれたウイシエールの彼は、淡々とお仕事。証拠写真を撮り、話しは録音
レコーダに記録しながら作業。
ちなみにウイシエールの彼に対しては、超丁寧な言葉遣いと猫なで声に早変わり
の大家。ウイシエールが他の部屋に消えたとたん、ルビ家やぺペットおばさんに
対しては、超態度Lで、上から見下す態度、さらに恫喝なんですけど。
(後日、ウイシエールの彼も、その態度の違いに気づいていた、といってました。)
知ってるんですよ、彼女は不動産屋に対してもいい顔を見せていて、ワレワレ
借主に対しては、ころっと態度を変えていることも。ほんと、いやらしいですよね。
大家は、ここぞとばかりに、8月17日の口頭でのエタデリユで指摘しなかったのに、
他にもこのアンティーク家具に犬のひっかき傷がある、とか言いはじめました。
っていうか、所詮、思いつきでモノを言ってもダメなんですよね。
すかさずぺペットおばさんが、
「もし犬が引っ掻いたのなら、傷はパラレルの方向に描かれるはず。これは動物の
せいではありません」と
バッサリです。
後日、ウイシエールは、「大家は
パラレルではない跡があると主張した」という文言を
採用しました。「傷」とは書きませんでした。
(っていうか、ルビーはそもそも家具を引っ掻いたことは、一度もありません
から。興味があるのは食べられる物だけっっ~!)
そもそも、その家具、アンティークなのかも甚だ疑わしい~っ
ルビ家に対しても、随分よけいなことを口走ってたなー。
帰り際、クリーニング業者への支払い、ウイシエールへの支払いをした
ルビ家に対して、
「あなたたちはお金を無駄にしている。そんなことにいくらお金を使っても単なる無駄よ」
とか。
(そもそも大家のアンタがエタデリユの紙をきちんと残さないから、
こうなってるのが全く分ってない! っていうか、ちゃんとやれ~!!)
要は、そうやって他の人に支払われるお金があったら自分に欲しいってことが
丸見え。ふんっ あんたにクレテヤル余計なお金はありませんからねー。
この悪徳大家、8月17日に口頭で済ませたエタデリユ(現状確認点検と鍵の引渡し)
よりも前の、8月15日にばったり会ってそのまま勝手に住み始めたときも、
「Don't worry. I am an honest person. I won't break any of MY property,,,」などと言って見せたり。(これ、言い方がまたいやらしいんです)
自分で自分のことを「正直・誠実な人間です」
とか言っているヤツが一番信用ならないんだよ!そう思いませんか?
後から聞いた話しでも、近所の人に
「あの日本人はもう日本に帰ったのか?」と聞いていたそうですし。これまた「日本に帰ればもう泣き寝入り
するとでも計算していたのか? まだパリにいるんだよ~」
そんなことには負けませんよ。なめるなよ、日本人を。
さてさて。後日、ウイシエールから届いたレポート。
これは、
そのまま正式なエタデリユと同じ効力を持ちます。そちらにも、
6年経過したと大家が主張した絨毯は「普通(むしろいい状態)」
と書かれました。
彼は、絨毯を取り替えるべきとか、取り替える必要はないとかの判断や
コメントはしません。事実を証拠として記載します。が、その記述だけで十分。
8月17日に既に鍵を返していることも、しっかり明記してもらい、レポートの
コピーを大家へ郵送(もちろん書留) あらためて敷金を返せとのコメントを
つけて、です。
でも、もうルビ家は多分自分達だけで対応するのは、ダメだろうな、と判断。
(大家はおそらく態度を軟化させてこないだろう、という意味で)
弁護士に相談しました。で、弁護士から「敷金を返しなさい」の一筆を書いてもらい、大家に書留を郵送
(パリともちろんニュージーランドにも) ついでに、不動産屋にもコピーを
送ってくれましたので、アナタの悪事はバレましたよ。
この弁護士からの手紙によって、態度がころっと変わる大家も多いそうです。
(訴訟になるのを嫌がる大家が多い。)
大家がパリにいたのはあくまで一時滞在。今はニュージーランドに雲隠れして
しまいました。なので、しばらく今後の展開は様子見状態です。
まだ大家が、この後どうでてくるかはまだわかりません。鍵の返却が8月17日。
本来であれば、2ヵ月後の10月17日までに事前に支払った2ヶ月分の保証金(敷金)
を借主であるルビ家に返却しなければなりません。(ただし、大家は必要な金額を
差し引く権利はあります)
大家は強気に出てくるのか? 折れてくるのか?
また、進捗があったらお伝えしますね。最悪の場合は、裁判をしてでも、
お返し頂くべきものはお返し頂こうと思っています。逆に、お支払いする
べきものは、お支払いします。めんどくさいけど、きちんとしておきたい、
と思います。
本当に嫌な思いをしましたが、少しでも今後パリで引越しをする方のお役に
立てれば幸いです。
どこでもそうかもしれませんが、強くなければ自分の財産を守れません。
そして、外国人である私達も住んでいる国の法律がどうなっていて、自分の
権利と義務をある程度理解しておく必要があります。そして、法律に守って
もらうことも必要なのです。きっと、味方になってくれる人もいます。
たくさんの励ましのコメント、本当にありがとうございました。
とってもうれしかったです。
(もっと早く記事をアップすればよかったかなあ、、、なーんてね)
ルビ家、一番きつい状態からは脱したかな?と思っています。
まだ、新居でも直っていないところを、いくつか残していますが、
(もー、不動産屋、早くしろよーーー。)基本的に、よく光が入って物件と
しては良いアパートです。東向きなので、きれいな朝焼けも見えます。
ルビーも良く笑うようになりましたしね。
それが、なにより嬉しいです。
☆mU^ェ^Um☆ ドラマチックなどんでん返しとかはありませんが、無事に、
解決になるようがんばりまーす。どうぞ応援よろしくおねがいします~♪
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